お金のため、でしょうか。 それとも
家族のため、あるいは生活のため
でしょうか?
思いつくのは、日本一優しい会社、といわれる
あるチョーク会社の会長のお話(*)です。
ひとが幸福になれる条件は、
ひとに愛されること、ひとに褒められること、
ひとに役立つこと、ひとに必要とされること、
の4つで、これらは「働く」ことによって満たされる、というのです。
あなたにはこれは単なる綺麗ごとに聞こえるでしょうか。
人間は経済的存在である以上に、愛や承認を求める感情的存在
である、とつくづく思います。
◆ ◆ ◆
私が社会に出たての頃、仕事はお金を稼いで生活するためのもの、
と割り切って考えていました。でも経験を経るにつれて仕事に関する
考えが少しづつ変化してきました。今は、仕事を通じてひとは成長
できる、という実感を持っています。
働くことの意味は、自分が成長できることではないでしょうか。
仕事能力を高め、その結果稼得能力も高まっていくことが成長
です。
あなたが成長すればひとはあなたを賞賛し、会社は報酬を与え
るでしょう。あなたは充実感を感じ、幸福になることでしょう。
もしも成長が得られないなら、仕事は単なる束縛と苦痛でしか
ありません。まさにお金と生活のための仕事です。あなたは
それでも満足でしょうか。
◆ ◆ ◆
自分にとって働くことの意味を見つけるには、あなた自身の
こころに聞いてみることしかありません。
第一に問うべき質問は、
「あなたにとってもっとも望ましい、本当に幸福な状態とは
どんなものですか?」
というものです。
この答えがあなたの生きる目的になります。
第一の質問の答えが得られたら、
「どうしたらその状態になれるのか?」
というのが第二の質問になります。
この答えがあなたの生きる目的を達成するための手段、
つまり目標になります。
あなたが働くことの意味は、きっとその過程で見出すことができるでしょう。
*日本理化学工業の大山泰弘会長の講演(2009年8月)で伺ったお話。
本も出版されています。「働く幸せ」大山泰弘 WAVE出版 2009


